投稿者: <span>inoueyoku</span>

2018/12/5 炭素材料学会

炭素材料学会で喜納君と後藤君が発表しました。 結合剤を用いたカーボンナノチューブ撚糸の機械的特性の向上喜納太一 他 高密度高配向CNTシートを用いたリチウムイオン電池負極の開発後藤良輔 他

2018/11/10 大学祭テクノフェスタで宇宙エレベーターケーブル作り

大学祭テクノフェスタで研究室をあげて「宇宙エレベーターのロープをカーボンナノチューブで作ろう」という企画を実施しました。参加者には、CNTを紡績して長いCNTファイバーをつくるという体験をしてもらいま …

当研究室では

私たちは、素材として驚くべき特性を持つカーボンナノチューブ(Carbon nanotube:CNT)に関する研究を行っています。CNTは、直径がわずか数nmと極めて小さいが、長さが数mmにも及ぶ繊維状の結晶体です。この素材は電気や熱を効率的に伝導し、非常に高い引張強度を持っており、そのためさまざまな分野で応用が可能です。

ただし、現在でもCNTを数m以上に合成する方法は見つかっていません。当研究室では、CNTの合成反応中のさまざまな反応過程を詳細に調査し、新しい手法でこの課題に取り組んでいます。

同時に、合成されたCNTを様々な技術に活用する研究も行っています。CNTの向きを整えた素材の開発や、センサー、リチウムイオン電池、キャパシタなどへの応用研究に取り組んでいます。また、非常に高い強度を持つCNT長繊維の研究も進めています。これらの研究を通じて、CNTが持つ可能性を最大限に引き出し、新たな応用領域の開拓に貢献できるよう努力しています。