静岡大学 井上研究室

当研究室では

当研究室では、驚くべき特性を秘めた新素材「カーボンナノチューブ(Carbon nanotube:CNT)」の研究を行っています。CNTは、直径がわずか数ナノメートル(nm)と極めて微細でありながら、長さは数ミリメートル(mm)にも及ぶ繊維状の結晶体です。優れた導電性と熱伝導性、そして非常に高い引張強度を備えており、多岐にわたる分野での応用が期待されています。

しかし、CNTを数メートル以上の長さに連続して合成する技術は、現在も確立されていません。そこで私たちは、合成時の複雑な反応過程を詳細に解明し、独自の新しいアプローチでこの課題に挑んでいます。

また並行して、合成したCNTを実際の技術へ応用するための研究も推進しています。具体的には、CNTの配向(向き)を整えた素材の開発をはじめ、センサー、リチウムイオン電池、キャパシタへの応用、さらには超高強度のCNT長繊維の開発などに取り組んでいます。

これらの研究を通じてCNTの潜在的な可能性を最大限に引き出し、新たな応用領域の開拓に貢献したいと考えています。

新メンバー

2026年度が始まり、新メンバーが入ってきて今年の研究室活動が始まりました。今年から加入の矢橋君、山本君、安藤君、梅田君、川上君、永井君、これから一緒に頑張りましょう。 AIで修正する前の写真はこちら …

論文「高密度カーボンナノチューブ・フォレストのTIM応用に向けた熱輸送特性」 Carbonに採択

渡辺倭君が研究してきたCNTフォレストの熱輸送特性に関する研究が、炭素材料専門学術誌のCarbonに採択されました。渡辺君、論文採択おめでとう!CNTフォレストの長さや結晶性を制御した試料に対し、過渡 …

卒業式

M2の奥村友貴君、渡邉瑛介君、渡辺倭君、B4の中野瑞貴君が卒業しました。皆さん、本当によく頑張ってくれました。これからの益々の活躍を期待しています。

論文「ハロゲン添加による単層カーボンナノチューブ長尺化と、透明導電膜の導電性向上に関する研究」 Carbonに採択

CNTを合成するプロセスに臭素などのハロゲンを添加して単層カーボンナノチューブの長尺化するとともに、CNT透明導電膜の導電性を向上させる手法に関する研究成果がCarbon誌に採択されました。この研究は …

論文「フィルム状カーボンナノチューブTIMの研究」 Carbonに採択

樹脂フィルムの両面に垂直配向カーボンナノチューブフォレストを融着した高熱伝導材料の作製技術とその熱輸送特性に関する奥村君の研究成果が科学雑誌「Carbon」に採択されました。奥村君、論文採択おめでとう …