静岡大学 井上研究室

井上 翼

研究者情報
研究の興味

ナノ材料の創生と応用展開を中心に研究を進めている。最近では特にカーボンナノチューブの実用化を目指した研究テーマに取り組んでいる。カーボンナノチューブの材料特性がすぐれていることは広く理解されているが、それをどう産業に結び付けるかというところが大きな課題である。


学歴・職歴

1989年4月  神戸大学工学部電気電子工学科
1993年4月  神戸大学大学院工学研究科電気電子工学専攻 修士課程
1995年3月  日本電信電話株式会社
1997年4月  神戸大学大学院自然科学研究科システム科学専攻 博士課程
2000年3月  博士(学術)
2000年4月  静岡大学工学部教務員
2002年3月  静岡大学工学部助手
2007年4月  静岡大学工学部准教授
2008年4月  カリフォルニア工科大学(米国)客員准教授(至2009年3月)
2017年4月  静岡大学工学部教授


研究歴

1997年~ 金属・半導体ナノ粒子分散薄膜の電子輸送現象に関する研究
2000年~ 窒化ガリウムのナノワイヤー成長
2007年~ 長尺・高速・高紡績性CNTアレイの成長と応用


教育 (これまでに担当した授業)

電気電子工学実験Ⅰ、電気電子工学実験Ⅱ
固体物理、センサー工学、安全工学、科学と技術
応用英語、半導体光物性、ナノフォトニクス など


受賞歴

はましん産学連携大賞, 平成28年度
第18回高柳研究奨励賞, 平成16年度


外部獲得資金

公的機関

”均質緻密CNT/銅複合材料の創製と熱伝導材料開発に向けた電気伝導・熱伝導物性解明”
科研費基盤(B)、2022年~2024年度
”長尺配向カーボンナノチューブと熱可塑性樹脂による高電気・熱伝導材料の基礎研究”
科研費基盤(C)、平成28年~30年度 
”高機能性を有する配列CNT/樹脂フィルム開発”
JST 研究成果最適展開支援事業(A-STEP) ステージⅠ(シーズ顕在化タイプ)、平成28年~29年度
”現実的CNTアプリケーション技術による革新的超軽量強化複合材料量産化技術の開発”
JST 先端的低炭素化技術開発(ALCA)、平成23年~27年度
”紡績性CNTを用いた革新的CNT構造体による新奇ナノカーボン素材の開発”
科研費基盤(B)、平成23年~25年度
”カーボンナノチューブファイバーの引張強度向上と量産技術開発”
JST 研究成果最適展開支援事業(A-STEP) フィージビリティスタディ 可能性発掘タイプ(起業検証)、平成21年~22年度
“窒化物半導体蛍光体と冷陰極を用いた小型高輝度深紫外ランプの研究”
科研費基盤(C)、平成18年~19年度
“窒化物半導体蛍光体と冷陰極を用いた小型高輝度深紫外ランプの基礎研究”
科研費基盤(C)、平成16年~17年度

その他の外部資金

”高強度カーボンナノチューブ紡績糸による新規高強度高弾性複合材料の開発”
旭硝子財団若手継続グラント、平成23年~25年度
”新奇軽量高強度カーボンナノチューブ・ファイバーの開発”
矢崎科学技術振興記念財団研究助成、平成23年~24年度
中部電力基礎技術研究所国際交流援助、平成21年度
“塩化物CVD法により作製した長尺カーボンナノチューブアレイによる超軽量高強度ナノチューブファイバーの開発”
村田学術振興財団研究助成、平成21年度
“多用途応用に向けた1cm超バルク配向多層カーボンナノチューブの量産技術開発とその応用”
化学技術戦略推進機構研究助成、平成21年度
“GaN系窒化物半導体ナノ構造による紫外線発光素子の開発”
旭硝子財団研究助成、平成17年~19年度
“窒化物ナノ蛍光体による新規紫外線ランプの開発”
光科学技術研究振興財団研究助成、平成18~19年度
“小型深紫外ランプに向けた窒化物半導体蛍光体の開発”
材料科学技術振興財団研究助成、平成16年~17年度
“GaN系窒化物半導体ナノ蛍光体を用いた小型深紫外ランプの基礎研究”
浜松科学技術研究振興会研究助成、平成16年度
“窒化物半導体による青色・深紫外線ナノ蛍光体の開発”
しずおか産業創造機構、平成16年度